ガバナー挨拶

 宇都宮東ロータリークラブ

2017〜2018年度
国際ロータリー2550地区 ガバナー 太城 敏之

「チャレンジ&イノベーション」〜挑戦と変革で切り拓く、第2550地区の未来〜

2017年1月16日(月)、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴに全世界540地区のガバナーエレクトが参集し、開催されたロータリー国際協議会において、イアン H.S. ライズリーRI会長エレクト(オーストラリア、サンドリンガム・ロータリークラブ所属)がRIテーマを発表しました。

「ロータリー:変化をもたらす」 Rotary:Making a Difference
ライズリー会長は講演の中で、持続可能な奉仕というロータリーの目標を実現するためには「真の変化が必要である」と強調。ロータリーの奉仕活動が成長・存続し、ますます力をつけることで、地域社会に、国に、そして世界に「変化をもたらすことができる」と訴えました。
ライズリー会長が説くロータリーの哲学は、みなさんがご存じの「四つのテスト」にも端的に表現され、職業奉仕の理念の実行に役立つ最も重要なキーワードです。

【四つのテスト】
1.真実かどうか
顧客に対し、最良の品質・最良の技術を提供しているか?
2.みんなに公平か
従業員に対し、安全で快適な職場を提供しているか?
3.好意と友情を深めるか
業界において公正かつ誠実であり、同業者とともに手を携え、職業倫理の
高揚に努めているか?
4.みんなのためになるかどうか
納入業者に対し、公正で友好的な関係を築いているか?
言行はこれに照らしてから行うべし

このテストは、シカゴのロータリアンであるハーバートJ.テーラー氏が、1932年の世界大恐慌のときに考えたもので、以後、商取引の公正さを測る尺度として多くのロータリアンに活用されてきました。
私自身、およそ27年前にロータリークラブの門を叩きましたが、入会後はこの「四つのテスト」を道しるべに、諸先輩方とともに「親睦」と「奉仕」に努めてきました。
「奉仕」を英語で表すと「サービス(service)」ですが、このserviceという言葉をひも解くと実にさまざまな意味がありました。例えば「social service」は「社会奉仕や社会福祉事業」、「public service」は「公共事業」、「be of service」は「役に立つ」人のために。
これらは「四つのテスト」にも通じるものであり、ロータリアンの原点である職業奉仕の視点とも合致します。その精神性は私自身の生き方にも大きな影響を与え、自社の経営にも活かしてきました。
以上の考え方を基本としつつ、ライズリー会長の「ロータリー:変化をもたらす」というRIテーマに対し、私は「イノベーション(変革)」というキーワードを導き出しました。
イノベーションとは細胞分裂のように核(=本質)は変わらずとも変化し続けることであり、そこから第2550地区の次なる時代を切り拓くテーマとして「チャレンジ&イノベーション」を掲げました。魅力溢れる第2550地区となるべく「新しいことへの挑戦」を繰り返し、さらに磨きをかけ、10年後20年後の未来を見据えた「変革」を起こすための新テーマです。
私は代々商人の家系に生まれましたが、30歳代のころ、三菱総研の牧野 昇氏の講演会でこのイノベーションという言葉を耳にします。企業の寿命は30年という話の中で氏は、「会社はイノベーションを繰り返さないと生き残れない、商売(事業)の本質(核)を変えずに技術革新で会社を成長させなければならない」と強調。深い感銘を受けた私はこの言葉を自らの信条とし、自社の社是にも「チャレンジ&イノベーション」を掲げています。
今日のロータリークラブも親睦・例会出席・職業奉仕等々、ロータリーの本質を変えずにさまざまなイノベーションを繰り返すことが、さらなる成長の源であると考えます。
2017-18年度の第2550地区ガバナーとしてロータリーの原点に立ち返り、今一度自分たちの足元を見直しながら、人類の奉仕に邁進していく所存です。皆様方のご指導・ご協力をお願い申し上げます。

 

<地区方針と目標>

1.「2020・2000作戦」で会員基盤の強化と安定を図る
来る2020年の東京オリンピックに向けた経済の好況を足かがりに、会員を2000名まで増強することを目指します。この会員増強のための取り組みを「2020・2000作戦」と名付け、次期ガバナーとの連携を視野に、10年後を見据えた中長期的な視点で推し進めます。
【主な取り組み例】
① 会員の純増
会員数50名以下のクラブは少なくとも1名、会員数51名以上のクラブは少なくとも2名の純増を目指します。同時に退会防止にも力を入れます。
② 40歳未満の会員の純増
若手会員の増強に力を入れ、クラブの若返りを図ります。会員数50名以下のクラブは少なくとも1名、会員数51名以上のクラブは少なくとも2名の純増を目指します。これらの取り組みに対して「青年会員増強アワード」を新設し、新会員の推薦者またはクラブに対し、その功労をたたえ「太城賞」を授与します。
③ 女性会員の純増
女性会員の入会促進を図ります。会員数50名以下のクラブは少なくとも1名、会員数51名以上のクラブは少なくとも2名の純増を目指します。
④ 地区組織、会員組織委員会をこれまで以上に委員会活動を活発化させ、会員増強につなげます。
⑤ 既存クラブの強化、新クラブの結成に努めます。

2.ロータリー・リーダーシップ研究会(RLI)を推進
ロータリー・リーダーシップ研究会(The Rotary Leadership Institute)とは、会員がロータリー情報とリーダーシップを身に付けることにより一層のレベルアップを図るほか、クラブ活動のさらなる活性化を目指す学びの場です。
少人数(10〜15人程度)でのディスカッション形式でロータリー情報について学び合い、コースはパートⅠ、パートⅡ、パートⅢの3つに分かれています。

3.第2550地区のIT化を促進
ロータリーの戦略計画の柱の一つである「公共イメージと認知度の向上」を目的にIT化を促進します。
具体的には、第2550地区が作成したホームページのフォームを元に、地区のサーバーを利用して、現在ホームページを持たないクラブのホームページの立ち上げを推進します。同時に「My ROTARY」の積極的な運用を促し、会員間の情報の共有を図ります。

4.ロータリーの原点「互恵関係」の強化
1911年にアーサー・シェルドンが提唱した職業奉仕の理念「He profits most who serves best.」(最もよく奉仕する者、最も多く報いられる)は、現代でも通じる職業倫理です。
私たちはロータリアンの原点ともいえる職業奉仕を重視し、個々のロータリアンの強みや持ち味を生かしつつ、会員相互の互恵関係の強化を図るべきと考えます。
その理由は、私たちロータリアンは職業人だからです。四つのテストに表現されているように、最初に誠実な仕事をして利益の配分を図り、立派な職業人となってから社会(世の中)に奉仕するものと考えます。

5.青少年奉仕に注力する
2017年8月開催の「第6回 全国インターアクト研究会」の成功に向けて、第2550地区一丸となってサポートします。同時に、地区全体にローターアクトクラブの新設を促進し、活動基盤の強化を図ります。

6.2017-18年度RI会長賞を奨励

7.ふるさと・栃木に木を植える
ライズリー会長は「ロータリークラブは世界に約120万人の会員がいます。1人1本の木を植えましょう」と話しました。日本には約9万人の会員がいて、第2550地区には1754名の会員がいます。我がふるさと・栃木に1人1本ずつ木を植えましょう。

8.ロータリー財団の支援
1人あたり150ドルの支援をお願いします。

9.ロータリー米山記念奨学会の支援
1人あたり18,000円の支援をお願いします。