ご挨拶

RI会長メッセージ

2023-24 RI President, Gordon R. McInally. Evanston, Illinois, USA. 07 April 2022.

2023-24 年度 会長 Gordon R. McInally
ゴードン R. マッキナリー
South Queensferryロータリークラブ (スコットランド、ウェストロージアン)

エディンバラの王立高校とダンディー大学で学び、口腔外科の大学院学位を取得。2016年までエディンバラで自身の歯科医院を経営。英国小児歯科学協会のスコットランド東部支部会長を務めたほか、さまざまな教育的役職を歴任。また、長老会のリーダー、クイーンズフェリー教区会衆派教会理事会の会長、スコットランド国教会総会のコミッショナーも務めた。
1984年、26歳でロータリーに入会。South Queensferry(サウス・クイーンズフェリー)ロータリークラブに所属し、グレートブリテンおよびアイルランドの国際ロータリー(RIBI)の会長と副会長、RIの理事と委員会メンバー(2022年ヒューストン国際大会委員会アドバイザー、運営審査委員長など)を務めた。
新しいロータリークラブやグループを築くために会員と協力できるのを楽しみにしており、「私のビジョンは、ロータリーの仲間になりたいと思うすべての人、世界でよいことをしたいと願うすべての人が、それぞれに合った方法でどこででも参加できるロータリーとなること」と話す。
英国を拠点とする非営利団体「ホープ・アンド・ホーム・フォー・チルドレン」の後援者であり、同団体とRIBIとのパートナーシップを先導して、ルワンダ大虐殺によって孤児となった子どもたちを支援。開発途上国の人びとや家族、ビジネスに持続可能な人道支援を提供するGrantham Kestevenロータリークラブ(英国リンカンシャー)のイニシアチブ「Trade-Aid」も後援しているほか、国立の精神保健機関であるBipolar UKのアンバサダーを務めている。
趣味はラグビー、グルメとワイン、スコットランドの伝統的な杖づくり。
ロータリー財団は「ロータリーの奉仕を動かす燃料」であるとし、妻ヘザーさん(ロータリアン)とともにポール・ハリス・フェロー、メジャードナー、ロータリー財団のベネファクター、遺贈友の会会員となっている。
孫娘たち(アイビーさん、フロレンスさん)が幸せに暮らせるより良い世界をつくるために、会長として全力を捧げたいと考えている。

会長イニシアチブ

メンタルヘルスの優先
精神疾患や心の健康は話しづらいトピックだと感じるかもしれませんが、国際社会で人が幸福に生きるには大切なことです。このような問題に取り組むための安全な環境を作ることは、私たちと関わるすべての人を歓迎し、公平で、インクルーシブな環境につながります。
ゴードン氏は、2023-24年度に以下のような活動を行うことをクラブと地区に奨励しています。
• 心の健康の話題に伴うスティグマの解消
• メンタルヘルスのニーズに関する認識の向上
• メンタルヘルスの支援や治療へのアクセス改善

バーチャル交流を通じた平和構築
ロータリーは、人と人とのつながりを生かして平和のために活動してきた長い歴史がありますが、新型コロナの流行により、直接顔を合わせて活動することが困難になっています。コロナ禍を通じて学んだことをヒントに、ゴードン氏は、より多くのプログラム、行事、活動にバーチャルの要素を取り入れることを地区に奨励しています。テクノロジーを活用してつながりを作ることで、より多くの人にロータリーを体験する機会を提供できます。
2023-24年度、ロータリー青少年交換、新世代交換、ロータリー友情交換、その他のプログラムにおいて、これらの要素を追加または維持することには、次のような利点があります。
• 会員や参加者が異文化を体験し、新しい友人を作り、国際的な認識を深めるための新しい方法を提供する。
• 時間、健康、または経済的な理由で入会が困難な人に、参加への道を開く。
• 異文化間のコミュニケーションと理解を深め、より安定した平和な地域社会を実現する。

女児のエンパワメント
シェカール・メータ2021-22年度会長が立ち上げ、ジェニファー・ジョーンズ2022-23年度会長が継続した、世界中の女児と女性のエンパワメントに焦点を当てた取り組みを、ゴードン氏も継続します。女児の健康、福祉、教育、経済的安定を向上させる活動を続けることが会員に奨励されています。


ガバナー挨拶

国際ロータリー第2550地区
2023-24 年度 ガバナー 三井 福次郎
(佐野ロータリークラブ)


地区スローガン
ロータリーの基本はクラブです!
クラブを通したロータリー生活を楽しみましょう!
言葉や口先だけでなく「行動」をもって誠実にロータリーを楽しみましょう!

方 針

  • クラブ活動の再構築を活動の再構築をしましょう
    他にない特徴をクラブとして作りましょう
    毎月委員会を開催して情報の共有化をはかりましょう
  • 3年後或いは5年後のクラブを描きましょう
    長期計画を作りましょう
    ロータリーの主役はクラブです
  • 仲間を増やそう
    シニアの方々に行動(知的行動)していただきクラブの活性化を。
    経験豊かな方々、ひかないで一歩前に出てください。
  • 次の世代の若者に少しでも手厚い援助を
    米山、財団などを通して
  • ポリオの撲滅に力を
    もう一歩です
    先輩たちの流れを引き継ぎましょう
    10月にはクラブ又はグループで何らかの行事開催をしましょう
  • ロータリーを知ってもらおう
    一般の方のロータリークラブという認知率は60-70%と言われています。少し詳しくロータリークラブを知っている方は2-30%と言われています。認知率を上げるために地区の委員会を中心に広報活動を展開していきます。

重点施策

1)仲間を増やしましょう。特にシニア会員の方々にお願いがあります。皆様の中で入会時ロータリークラブに入り、奉仕がしたい、あるいは奉仕するためにロータリークラブに入ろうと思い入会した人はどの位いらっしゃるでしょうか?
誘われ断り切れなくて、親がやっていたからなどのほうが多数を占める昨今ではないでしょうか。入会は確たる目標がなかったにせよ、長年ロータリアンとしていらっしゃいます。
飲み仲間や、ゴルフ仲間などの友人関係ができて「人間関係の良さ」がいまでもいらっしゃる理由の方が、かなり多くを占めています。その仲間に友人、知人を誘ってください。
経験と経歴を生かし「クラブの危機」と思い立ち上がってください。皆さんが動けばクラブは動きます。

目標 純増 2名

2)魅力あるクラブ作りのために。そのためには人間関係の「つながり」が必要です。多くの仲間と語り合い或いは飲みながら語り合いましょう。そのために、大切なのは「委員会」です。貴クラブでは、委員会の会合は開催されていますか。古いクラブほど委員長任せで、年度で一度も委員会を開催しない委員会が複数あると聞いております。例会は皆で学びあい、友好を深めるものですが、委員会は少人数で仲間つくりには欠かせない存在です。ぜひ委員会を毎月一度或いは2か月に一度開催して会員間の親交を深めていただきたい。

目標 委員会を月に一度は開催してください

3)次の世代を育てる援助を
 ポリオが日本でも大流行し、体に障害もつ人が発生していたことを知る、インターアクターやローターアクターはほとんどおりません。日本ではワクチン投与を続けている結果、皆無の病気となりましたが、世界的にはまだ全滅はしておりません。世界中のロータリアンが心血を注いで撲滅しようとしているポリオをはじめ、それらの活動を受け継いでくれる若い人たちを育てるのも今の我々の命題の一つです。

その手段として
 ロータリー財団への寄付目標 一人 150ドル ポリオプラスへ 30ドルを

海外からの学生を支援
ひいては日本と母国をつないでくれる人材となる、米山奨学生のためにぜひ皆様のご協力をお願いします。

その目標として 一人 19,000円

4)クラブの活動:再検討 組織事業のスクラップ&ビルドをしていただきたい
他がまねできない何か特徴を持つ或いは続けましょう
組織は100年近くたちますと形骸化された部分やなぜこのようなことをやるのかという現役誰もがわからない事項も、前からややっているからという理由で継続しているという事業が多いのが現状ではないのでしょうか。全面的に変えようなどという大それた目標は持ちませんが、事業一つ一つを検証して、改廃や変更を少しずつ実行していくことが組織維持には必要不可欠であります。

5)組織の運用効率化を図るために DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進
組織をより効率的に活動させるためにDXを推進します。本年度もガバナー月信のデジタル化を継続配信し、地区WEBサイトとソーシャルメディアを通して広報活動を推進します。さらに組織活動を効率的に実現できるものは、積極的にデジタル化していきます。

6)皆様の知識を得るために My rotaryへの登録を
My rotaryへの登録はなぜ、必要なのでしょうか。一つはあなた自身が勉強をする環境を作成しています。My rotaryに一度入ってみてください。そこにはあなたのロータリーでの活躍ぶりをまとめた欄もありますし、ロータリーの歴史や物事を学ぶ環境が整備されております。クラブの長期計画の管理もMy Rotary内のクラブセントラルで管理できます。クラブで活用して、持続可能なクラブ運営を推進しましょう。

7)次の時代のリーダーを育てよう
RYLA(Rotary Youth Leadership Awardsロータリー青少年指導者養成プログラム)は若いリーダーを育てる絶好の機会であり、異業種の方々と交わる機会でもあります。ぜひ一人でも多くの皆様の参加、45回目を数えるRYLAセミナーに参加させてください。

8)広報活動の重要性
2660地区(大阪北部)が2020-21年に実施した「ロータリークラブ」認知浸透度調査報告書によりますと、一般の方々が、ロータリークラブを「詳細認知」している方は約10%程度、「名前だけでも知っている」という方を含めても60%止まりという結果です。ちなみに「ライオンズクラブ」の認知度は74%ということです。限られた地区の調査ではありますが、全国どのエリアでも結果は大きくは変わらないのではないかと思います。認知度を上げるには、一番の処方は「広報活動」をより活発化しなければなりません。この広報活動をどのようにしたらよいかを皆様と今年は検討しながら、できるものから実施に移したいと思いますので皆様のご意見をぜひ私や「公共イメージ委員会」におよせに下さい。

9)ポリオ撲滅にグループ(又はクラブ)でアピール行動を起こしましょう。
10月24日、世界ポリオデーです。これに合わせて何らかの行動をしましょう。2022年鹿沼地区はじめ数クラブで色々な形で実施いたしました。このアピール行動を今年は2550地区全域で実施しましょう。

ガバナー補佐ご挨拶

国際ロータリー第2550地区
2023-24 年度 第1グループ ガバナー補佐 君島 孝明
(大田原ロータリークラブ)

この度、2023-24年度第1グループのガバナー補佐を拝命いたしました大田原中央ロータリークラブの君島孝明と申します。皆様のご協力をいただきながら、三井福次郎ガバナーと第1グループのパイプ役として努めてまいりますので1年間どうぞよろしくお願い致します。

さて、2023-24年度のゴードンR.マッキナリー会長は「世界に希望を生み出そう」をテーマに掲げており、このテーマこそがロータリーが世界に変化をもたらす方法であり、私たちも一つずつ新たな希望を生み出しており、そしてこのテーマは自分自身の中で同様の変化を生むのを促す方法を説明するものであるとおっしゃっております。

そしてこれを受け、三井福次郎ガバナーは「ロータリーの基本はクラブです クラブを通したロータリー生活を楽しみましょう 言葉や口先だけでなく「行動」をもって誠実にロータリーを楽しみましょう」を地区スローガンとし、以下の地区方針を掲げました。

  1. クラブ活動の再構築を
  2. 3年後或いは5年後のクラブを描きましょう
  3. 仲間を増やそう
  4. 次の世代の若者に少しでも手厚い援助を
  5. ポリオの撲滅に力を
  6. ロータリーを知ってもらおう

これらの地区方針のもと九つの重点施策を発信されており、私もこの地区方針と重点施策の実現のため働いてまいりたいと思いますので第1グループの会員の皆様のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げましてガバナー補佐就任あいさつとさせていただきます。

会長挨拶

2023~2024年度(第35代)会長 富塚 保

会長方針
「希望を持てる未来のため“行動”しよう」

2023-24年度、クラブ会長を務めさせていただきます 富塚保 です。ロータリアンとして5年目を迎えた若輩者でございますが、諸先輩方が築き上げたクラブ運営、貢献されてきた様々な奉仕活動などを引き継ぎ、会長職の責務をしっかりと果たしていきたいと思っております。

さて、本年度RI会長のテーマとして「世界に希望を生み出そう」を提唱されています。ロータリーが平和やメンタルヘルスのために活動し、世界に希望を生み出すよう呼びかけています。また、そのためには対話を通じて信頼を築くことが重要であると訴えています。

2019年から始まった新型コロナウイルスの影響により例会の中止や縮小、非対面型(リモート)開催などにより直接対話する機会が減少しておりました。行動制限が緩和された本年度からは例会や奉仕活動・イベント等を増やし、会員相互の信頼関係や絆を深め、更なる奉仕活動に繋がるよう行って参ります。

昨今は希望を持ちづらい世界情勢となっておりますが、ロータリアン一人ひとりができる行動、クラブ全体でできる活動を通し、世界に希望を生み出して参りましょう。

また、本年度は第1グループガバナー補佐に君島孝明会員を輩出し、IM主催クラブととなります。ガバナー補佐を支援すると共に、IMでは他クラブに誇れる開催となるようご協力下さい。

より良いクラブとなるよう心掛け、先ずは自ら“行動”を起こして参ります。一年間どうぞ宜しくお願い致します。